継続は力なり

最近創作をあまり進めていない。1日、2日とやらないと少しずつ創作から遠のいていく気がする。性格上、途中で挫折はしないが。あれだけ無理だと思った仕事も、今ではそこそここなせるようになってきている。毎日続けることは、非常に強力なスキルとなるのだ。継続は力なり、という言葉を考えた人はひとつの境地に到達していると感じる。

気になったので調べてみると、住岡夜晃さんという明治から昭和の人が作った言葉らしい。意外と新しい。意外と新しいということは、それ以前の人々は「継続」を放棄する選択肢がなく、毎日コツコツと自分に課せられた使命を全うしていることが多かったのだろうか。生きる選択肢が増えたから、出来た言葉かもしれないと思う。
この言葉は実は後半の様子。出典によれば、

念願は人格を決定す 継続は力なり

(住岡夜晃著 讃嘆の詩 より)

念願を果たそうと努力することは、人間を作ると言っている。ここでいう人格というのは、俗に言う性格のことではなくて、人間の大きさとか偉大さとか存在価値とかそういうものを指していると思う。取り組む内容が、人間国宝の陶芸でも、空き缶積みでも、RPG製作でも、それがその人の価値観をつくると考えてよいということだろう。適当に生きるな、という言葉に通じるものもあるかなあ。近いうちに、ゆっくり考える時間がほしい。

打ち込む人の姿は、見ていて素敵だ。