漫画

　19インチディスプレイを買いました。良きかな。

　心に残ったこれぞという漫画を考えてみた。

　だが、映画やゲームに比べて、漫画でこれぞと思ったものはぱっと浮かばない。自分があまり漫画というものを読み漁っていないこともあるが、おそらくそもそも漫画というものは、のめりこみ度的には前者の二つに比べてやや浅く、短時間で、ざっとさらうようにものを伝えようとしているものではなかろうか。絵も記号化され、生の音も無いのでリアリティ的には他のものよりどうしても欠ける。これは漫画自体が劣っているというわけではなくて、そういう閑話休題的な扱いとして取り入れられやすいメディアなのではないかと思う。深いテーマを伝えようとしている漫画もたくさんあるが、週刊漫画雑誌やコミックスのように次々と、フランスパンを毎日少しずつ切って食べるような消費の仕方が、漫画の役割なのではないだろうか。これは面白い！感動した！と思う漫画も、しばらくするとふとその感覚はなくなり、また次の漫画を読んでいる。そういうものなのではないのかなあ。

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