風見鳥の東京見聞録 1日目

 朝6時の上野。第一印象はごちゃごちゃした街だった。空いたところには詰められるものを詰め込んだ感じ。周辺はかなりの場所で工事をしており、道路はガタガタだった。わー県警ではなく警視庁というパトカーの文字にびびってしまった。
 そのまま漂っているわけにもいかず、電車に乗って泊めてくれる友人の家の近くまで行くことにした。複雑な路線図。山手線の内回りと外回りはどちらがどちら回りなのか。
 電車に乗り込む無数の人を見て思うところがいくつかあった。さすが世界一の人口を有する大都市圏、ものすごい人の量。しかし、電車の中でどれだけ人が密着しても、それはあくまで通勤のための事務的な行為であって、誰もが他人のことを気にしようとはしないのでありました。ところが、結構すごい格好をした人とか目立ちたがりやっぽいひともかなりいる。しかしその人たちの行動もあくまで事務的で、自分の表現と行動が矛盾しているようなしていないような世界がそこにあるのだと感じた。
 迷って友人の家に着いた。そこから適当に計画を練っていろいろなところに出かけた。総評としては、どれだけ細い路地や小さな街並みにも必ずいつも誰かが歩いており、人の波がとぎれることがないというのが東京なのだということがわかった。
 まず新宿のラーメン武蔵。これは絶品。行列だったがすばらしい味だった。
 次に東京都庁の展望台。行く途中に外国人だけのバンドが世界にひとつだけの花を歌っていた。うまかった。景色と喫茶店は良かったがかなりガスがかかっていた。日本一の富士は全く見えなかった。右腕の付け根の痛みが激しかったのでエアーサロンパスを買った。効果はあったが匂いもすごい。
 次にヨドバシカメラ。携帯の補助バッテリー(単三電池2本)を買った。
 次に東京タワー。まずタワーにたどりつくまでが長かった。そして内部の物価が相当高かったので展望台には上らずギネス展示を見たがたいしたものではなかった。ちょっとがっかりスポット。
 友人が家の鍵を紛失。こ、こんなときに。大家さんにスペアキーをもらう。
 次に仙川のすーぱー銭湯ぬくもりの湯。これは安い上にサービスも良く狭い部屋になぜか太鼓の達人がおいてあってびびった。一日の疲れがとれた。
 帰って日記を書いた。

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