気付け

 超大作究極の傑作の構想をいくら頭で練っても、それを作業という形で実体にしないならばただ一点のドットを打ったものにも劣るだろう―――――火星人A

 自分の体を壊しても寝ずに物事に打ち込むというのは、効率も悪く馬鹿げた話だが、祖先を辿りかつて動物だったころのおおよそプリミティブな感覚を思い出して遺伝子が震えるといった謎の妄想をかき立ててしまう、というレベルまでいくともうどうでもよくなってくる。
 先日一人で無理やり工作室の小型旋盤を勝手に使って作った実験器具。完成品を教官に見せて正直にどうやって作ったか話すと何故かその教官を含めまわりの教官にも感心された。がんばってよかった。

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