水をきれいにする

スピーカーを新調した。快適です。

最近グリッドコンピューティングに参加しているが、今参加しているプロジェクトは以下のようなものだ。
https://secure.worldcommunitygrid.org/research/c4cw/overview.do
カーボンナノチューブをアレイ構造にすると安価で効率の良い水の浄化フィルタを作れるのではないかという取り組み。
説明によると、水による病気で1日3900人(1分間に約3人!)の子供の命が失われているという。大変な数字だ。悠々と部屋でスピーカーを聞いていても良いのだろうか。

しかしここで少し疑問に思う。安価な水フィルターが作れたとして、1日3900人の命を救うことは本当に良いことなのだろうか。人が開発したウィルスとかでこの命が失われているならまだしも、多分何千年、何万年の間ずっと1日に3900人くらいは命を失ってこの星のバランスは保たれていたのだ。仮にこの子供たちが助かったとして、食糧問題とか居住区とか先々に立ちふさがる問題は多いだろう。自分達は自然のバランスに安易に手を入れようとしているのではないだろうか。

でも誰も自分の子供が病気で死ぬのをよしとする人はいないだろう。子供が助かればきっとうれしいだろう。既存の技術が更新されることで、結果的により多くの人を救えるようになるかもしれない。人類の技術の進歩はこういう小さな発見の積み重ねであるようにも思う。

そういうわけでグリッドコンピューティングは続ける。