創作を趣味に持つこと

 今までプレイしてきた数多くの愛すべきゲーム。その中には、これはたとえ自分が一生かかっても作ることができない(表現力や感性的な意味で)と感じるほど感銘を受けたものも少なくない。
 それらの名作に比べて、自分の手から生み出されるものには価値がないのだろうか?
 
そうではないと思う。一つは、生み出す過程自体に意味があること。
そしてもう一つは、出来上がったものの価値を、他のものと比較するのは滑稽だというか、些細なことだと感じること。
自分が丹精込めて作った一作に、何物にも代えがたい価値が付与されるのではないだろうか。
 
親が自分の子を最も愛するのと同じように、創作者は自分の生み出した世界に最高の価値をつける。
それが、自分の感性をありったけの力をもって表現したものならば、人はそれに自然と同調するだろう。

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