LIVEの意味
ライブの良いところは、提供者である演奏者と受取人ともいえる観客の、盛り上がる時間が同時であるという点だ。
本や私がつくっているRPGなどは、作り構成する楽しみがあるが、その作る楽しみを同時にプレイヤーが知ることは少ない。完成してはじめてその作品はプレイヤーの手にわたり、プレイヤーがプレイしているところを場合によっては作者はハラハラドキドキしながら感想を待たねばならない。そのへんのキャッチボールが、ライブと比べて何か”間接的”に感じられるのだ。ここに一つ、創作がめきめきと進行しない原因があるような気がする。そういったわけで創作の進行を左右するのは、おそらく作者の信念と構成力に他ならないのではないか。
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