何かに懸ける

　何故そんなにこだわるのかと尋ねられることがある。確かに、私のやっている趣味や創作は、それでお金が稼げるわけでもなく、特別な需要があるわけでもない。そんなことに時間を割かなくても、毎日を何気なく流れに身を任せて適当に生きていてもいい。
　しかし吉井という男が言っている。
「半端はダメだ」

　そういうことです。

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