夢日記

 時間軸のずれは瞬く間に空間断裂を起こして、世界全体を無に帰すだろうことを誰もが知っていた。私は寺の屋根の上を飛びながら、この起爆装置一つで世界がどうにでもなるという状況でどうすべきか悩んでいた。
 悩んでいるうちに奴にあっさりと阻止された。だがしかし、そういう危機から解き放たれた人々は、なにかすがるものが欲しくなって、皆が皆天に手を仰いで、そして黒い灰になっていった。

 という夢を見た。

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