変わり者の悩み

 私は自他認める変わり者ではあるが―――
 変わり者でも人から嫌われたくないのは誰もが思うところであると思う。我道一直線とは言うが、たとえばものにのめりこむときに廃人のように口をあけている様子を人様が目にすれば、さすがに引くだろう。
 自分のしたいことはする。しかし人には嫌われないように。そのために何をすればいいのか考えた。
 ■口をあけない

 それしか思いつかなかった。

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