みかんの皮のように

 私の所属する研究室の試料保存室は、物質の状態を保つために年中空調によって温度・湿度が一定に保たれている。しかし部屋の奥には取り外し不可能なスチームヒーターがあり、冬になるとヒーターが部屋を暖めようと頑張る中で冷房がそれを食い止めようと必死に冷気を吐き出す。まさにエネルギーの食潰し。地球の敵だ。
 もっとみかんの皮のように、剥く前は中身のみかんを腐らせたり傷ませないように守り、むいたあとは友達に汁で攻撃できる他、集めればバスクリンのかわりになるような能率的な社会構造になってほしい。

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